緩和ケアチームとは

消化器症状

2:持続注入ルートの選択

持続注入ルートをどこから取るかという選択は、
患者の活動性、および何を注入するかということによって、決まってくる。

 

1 活動性が高く(歩行も可能)、注入量が少ない場合

→ 前胸部 or 鎖骨部 を 上 ( 頭 ) 向きに穿刺する。

2 活動性が低く、ベッド上での体転程度の活動性の場合。
大量 ( Hydration目的 ) 投与の場合

→ 腹部を横方向に穿刺する。

3:穿刺法(前胸部 or 鎖骨部穿刺法)

@ 穿刺部位を消毒する。

(アルコール・クロルヘキシジン・イソジン)
アルコール禁患者でない限りアルコール消毒で充分と考える。


A 22Gもしくは24Gの静脈留置針で穿刺する。

角度は静脈を穿刺する場合と、ほぼ同じ。血管を穿刺しないようにする。
血管を穿刺した場合は、逆血がある。この場合はやり直し!
穿刺針は、BD Insyte24G(院内コード012022053)などのビニール製静脈留置針もしくは翼状針が適当。


B ルートを接続する。

接続は確実に!! 抜けない・漏れないように注意する。
ルートは100〜150cm程度の長さのものを使用するとよい接続部が、

ロック式になっている場合にはロック部をはずすとよい。
ロック付きは漏れないし、抜けないが、強く押し付けると皮膚にカタがつく。


C テガダーム®

(アルコール・クロルヘキシジン・イソジン)
あまり強く貼り付けると「カタ」が着くので、ある程度柔らかく。