緩和ケアチームとは

消化器症状

1:機材の準備

もっとも簡便な方法としては、薬剤をシリンジ(20ml程度)に調整して、シリンジポンプで投与する方法である。

 

必要な機材

1)消耗品

■ 静脈留置針

BDInsyte24G:院内コード012022053 、もしくは翼状針

■ 延長チューブ 

内腔の細いもの:JMSなら150cmで1.2mlのもの

■ シリンジ 

10ml以上のもので、シリンジポンプに合うもの

■ ディスポ注入器

携帯にする場合に必要

2) 機材

■ 備品系

ポンプを固定する、移動式点滴棒など
シリンジポンプ  

3) 注入器の選択

奈良医大には、電動式の注入器やディスポーザブル注入器など、多くの注入器がある。
本Manualでは、以下の4種類の注入器を推奨する。
それぞれの使い分けは、図1を参考にされたい。

1 ・ 大研医器製シリンジェクター ISJI2-B1060IP1B


PCA(レスキュー)機能のついたディスポーザブル注入器。
設定は基本流量1ml/h,PCA 1ml/回(充填時間10分),
薬剤容量120mlの固定だが、持続回路に三法活栓を組み込むことにより、持続投与を停止し、PCAのみでの運用が可能。
Ope室に常備してあるので、言えばもらえる。


 2 ・ バクスター製インフューザー 2C1701K


PCA機能のないディスポーザブル注入器。設定は1ml/h(ボーラス機能なし), 薬剤容量100ml。


 3 ・ JMS製i-Fusor


PCAボタンの付いた電動式のポンプ。
PCAを理解し、かつPCAが管理上必要な人に使用する。
使用する際はManualを熟読すること。
使用の際には緩和ケアチーム高橋に相談してください。


 4 ・ テルモ製シリンジポンプ


MEセンターから貸し出します。
皮下注の場合は、圧アラーム設定を「強」に変えておく必要があるので、その旨をMEセンターに伝えておく。


※図1:持続注入器の選択方法上記に紹介した以外にも、院内には多数の注入器が存在する。
それぞれの特徴を理解し、使用すること。
迷った場合には、緩和ケアチームに連絡してください。