がん性疼痛にはその程度により軽・中等度、強度の三段階に分けて対応していく。 痛みについて過小評価をしないことが重要であり、 その原因については除痛をしながら検査を進めていかなければならない。 なお、このガイドラインはあくまで1つの目安であり、患者個々にあった疼痛緩和の工夫が大切である。 また、このガイドラインは本委員会にて定期的に改正を行っていく予定である。
がん性疼痛対策チャート(薬物療法)
軽度の痛み

中等度の痛み

非オピオイド性鎮痛剤
NSAIDs(内服) | 胃潰瘍、腎機能、出血傾向を確認 | |
セレコックス錠100mg | 2〜4錠 分2 | |
ハイペン錠 200mg | 2錠 分2 | |
モービック錠 10mg | 1錠 分1 | |
ロルカム錠 4mg | 3錠 分3 | |
ボルタレン錠 25mg | 3錠 分3 | |
ロキソニン錠 60mg | 3錠 分3 | |
レリフェン錠 400mg | 1錠 分1 | |
ナイキサン錠 100mg | 2錠 分2 |
■ アセトアミノフェン | ||
カロナール細粒 | 900〜1500mg 分3 |
胃粘膜保護剤
サイトテック錠 0.2mg | 3錠 分3 | |
セルベックスCap 50mg | 3C 分3 | |
ノイエルCap 200mg | 3C 分3 | |
ムコスタ錠 100mg | 3錠 分3 | |
プロトンポンプ阻害剤 | ||
H2ブロッカー | ||
■ レスキュー(軽度・中等度) | ||
ボルタレンサポ | 25、50mg | |
ロピオン注 | 50mg 1A |
強度の痛み

モルヒネの副作用対策
緩下剤 | ||
テレミンソフト坐剤 | 10mg | |
プルゼニド錠 | 12mg | |
ラキソベロン液 | ||
酸化マグネシウム | ||
■ 制吐剤 | ||
プリンペラン錠 5mg | 3錠 分3 | |
ノバミン錠 5mg | 3〜6錠 分3 | |
■ 抗ねむけ | ||
モルヒネの減量 |