呼吸困難の定義
「呼吸時の不快な感覚」という主観的な症状 the American Thoracic Society 1999
呼吸不全の定義
「酸素分圧(PaO2)≦60Torr」という客観的な病態

呼吸困難の評価のポイント
患者の主観的な評価(量的・質的)を第一とする
- ・呼吸不全を伴っているか?
- ・治療可能な原因が存在するか?
- ・不安の要素を伴っているか?
呼吸困難の治療STEP

呼吸困難の治療 STEPにかかわらず考えること
酸素
低酸素血症を合併する場合 低酸素血症がなくとも、使用後評価で患者が楽になる場合
輸液の減量(胸水、気道分泌、肺水腫による呼吸困難を緩和)
生命予後が数週間以下と考えられる患者 500〜1,000mL/日以下に減量