緩和ケアチームとは

チームスタッフの紹介

麻薬製剤一覧(当院採用分) 

剤 形 一 般 名 薬 品 名 規 格 用 法 ラグタイム
(hr)
Tmax
(hr)
T1/2
(hr)
経口剤 速効性  塩酸
モルヒネ
オプソ内服液 ・5mg/2.5mL
・10mg/5mL
 1日6回投与
(4hr毎)
・臨時投与
  0.12 0.5±0.2 2.9±1.1
徐放性 硫酸
モルヒネ
MSコンチン錠 ・10mg
・30mg
 1日2回
(8〜12hr毎)
  1.46 2.7±0.8 8.7±5.1
モルペス細粒 ・10mg  1日2回
(8〜13hr毎)
  2.4±1.5 9.2±0.9
ピーガード錠 ・20mg
・30mg
 1日1回
(24hr毎)
  4.4±1.8 4.5±2.3
速効性 オキシコドン オキノーム散 ・2.5mg
・5mg
 1日4回投与
(6hr毎)
・臨時投与
  1.7±1.3 5.7±1.1
徐放性 オキシコンチン錠 ・5mg
・20mg
・40mg
 1日2回
(12hr毎)
  0.2 2.5±1.4 20.6±5.7
経皮吸収剤    フェンタニル デュロテップ
MTパッチ
・2.1mg
・4.2mg
・12.6mg
 1回/3日
(72hr毎)
  33±5 4.2±0.6
坐 剤 速効性  塩酸
モルヒネ
アンペック坐剤 ・10mg
・20mg
 1日2〜4回
(6〜12hr毎)
  0.36 1.5±0.3 2.9±0.5
注 射 剤 塩酸モルヒネ注 ・10mg/1mL
・50mg/5mL
 皮下注・静注・
硬膜外・くも膜下
 直ちに    
 クエン酸
フェンタニル
フェンタニル注 ・0.1mg/2mL
・ 0.5mg/10mL
 点滴静注・
硬膜外・くも膜下
 直ちに    

デュロテップMTパッチへの切り替え時の注意事項

デュロテップMTパッチへの切り替え時は、下記換算表に基づき投与量を決定すること。 また、初回貼付時には、下記表を参考にオピオイド切り替えすることが望ましい。


経口 MSコンチン
ピ-ガ-ド
モルペス
30mg 30〜90mg 90〜150mg 150〜210mg 210〜270mg
オキシコンチン 20mg 20〜60mg 60〜100mg 100〜140mg 140〜180mg
坐剤 アンペック 20mg 20〜60mg 60〜90mg    
注射 塩酸モルヒネ(持続) 15mg 15〜45mg 45〜75mg 75〜100mg 100〜140mg
フェンタニル注(持続) 0.3mg 0.3〜0.9mg 0.9〜1.5mg 1.5〜2mg 2〜2.7mg
 
貼付剤 デュロテップMTパッチ 2.1mg 4.2mg 8.4mg 12.6mg 16.8mg
レスキュー 速効性モルヒネ1回量
(オプソ)
5mg 10mg 20mg 30mg 40mg
オキシコドン速放性
(オキノーム)
2.5mg 5〜10mg 10〜15mg 15〜25mg 25〜30mg
モルヒネ注1回量(/hr) 1mg 3mg 6mg 8mg 12mg
フェンタニル1回量 0.05mg 0.1mg 0.1mg 0.2mg 0.2mg

腎障害、高齢者などのハイリスク患者のモルヒネレスキューは半量から開始

◎デュロテップからの逆換算は、換算誤差が大きくなるため、注意を要する。
◎レスキュー1回投与量 : 内服定期処方1日量の6分の1,持続静注射・持続皮下注は1時間分の早送り

フェンタニルMTパッチ初回貼付時のオピオイド切り替え例

使用していたオピオイド製剤 オピオイド使用方法例
12時間徐放性オピオイド 貼付開始と同時に、1回量を内服
24時間徐放性オピオイド 内服12時間後に貼付を開始
アンペック坐剤 貼付開始と同時に、1回量を挿入
オプソ内服液 貼付開始と同時及び4時間後に、1回量を内服
オキノーム散 貼付開始と同時及び6時間後に、1回量を内服
オピオイド薬持続静注 貼付開始後8〜12時間まで、継続して持続点滴

投与経路の変更と投与量換算の目安

  オプソ内服液
MSコンチン錠
ピーガード錠
アンペック坐剤 持続静注
持続皮下注
硬膜外
経口 オプソ内服液 1 1/2 1/3 1/20 〜 1/15
MSコンチン錠
ピーガード錠
直腸内 アンペック坐剤 2 1 2/3 1/7
注射 持続静注 3 3/2 1 1/5
持続皮下注
硬膜外 15 〜 20 7 5 1